フィナステリドでの性欲減退はたった1割の確率

もしもあなたが薄毛や抜け毛に悩んでいるならば、まず真っ先に行うべきことはそれらの症状の原因を調べることです。ストレスや頭皮環境、血行、生活習慣など様々なものが考えられますが、中でも注意しておきたいのが男性型脱毛症と呼ばれる病気です。別名AGAともいうこの症状は、男性ホルモンが過剰に働くことで頭髪の成長を阻害する物質を分泌してしまいます。そのため薄毛や抜け毛が促進されて頭頂部や額の両サイドから薄くなっていってしまうのです。

クリニックではこのAGAに対してフィナステリドという飲み薬を処方して治療を行います。フィナステリドは男性ホルモンの過剰な働きを抑える特効薬で、頭髪の成長を妨げる物質が出るのを抑えることで薄毛の改善へと繋がっていきます。ただしフィナステリドを服用する際にはその副作用について知るべきとよく言われます。男性ホルモンの働きを抑えると精力減退や勃起不全といった症状に見舞われることがあるので注意が必要とされているのです。たとえば新婚間もないカップルであったり、子づくりのために努力中のカップルにとっては支障をきたすケースもありますので、まずは夫婦感でよく話し合うことが大切です。

一方、このように副作用の危険性をもしもの場合に備えて知識として良く踏まえた上で、最新の研究データにも目を通しておく必要があるでしょう。というのも、臨床データを紐解くと実はこのフィナステリドの服用による精力減退はたった1割程度にしか過ぎないことも分かってきているのです。つまり10人が服用したとして副作用はその中の一人に起こるか起こらないかの確率というわけです。

またこの確率は偽薬を使った治験で起こった副作用と同程度とのこと。そもそもフィナステリドには性欲を司るテストステロン自体を減少させる薬ではありませんし、重篤な副作用が起こったという報告もないこともしっかりと理解しておくことが必要です。